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北アルプス・槍ヶ岳北鎌尾根[6/7]←|→北鎌尾根で負った凍傷
8日目 |
2007年1月2日(火) くもり |
槍平冬期避難小屋…新穂高温泉=松本(解散)
槍平冬期避難小屋 | 4:00起床 |
7:30 | |
滝谷避難小屋 | 8:00 |
8:10 | |
白出沢出合 | 8:50 |
9:10 | |
穂高平避難小屋 | 9:40 |
新穂高温泉 | 10:20 |
11:30 |
この日は新穂高温泉まで下るだけ。天気はくもり。結局独標巻きから槍ヶ岳までの12月31日、1月1日だけ晴れて他の日はくもり空で雪であった。なので山頂で晴れたのは運がよかった。
歩き始めると足が痛く、足の甲が靴にぶつかっているような感覚である。指先が凍傷でうまく使えないため、Kさんにお願いして靴のひもを緩めてもらうが、やっぱり痛かった。滝谷避難小屋で一本。だいぶ暖かいのでいくらか服を脱ぐ。
1/2 槍平冬期避難小屋で記念撮影。 |
1/2 新穂高温泉に下山。 |
続けて他のパーティーと前後しながら白出沢出合、穂高平避難小屋を通って新穂高温泉に下山した。タクシーを呼び、温泉に入って松本に下った。
松本では私が医者に見てもらうため丸の内病院に寄り、Sさんだけそのまま松本駅までタクシーに乗って解散。Sさん以外の4人は、私が病院で診てもらった後、松本駅までタクシーに乗り、特急あずさに乗る私と鈍行で帰るKさん、Kさん、Hさんに分かれて解散となった。
今回3回目の雪山で行程をこなせたことはよかった。雪山は美しかったし、雪山の厳しさも少し分かった。
今回は凍傷を受けてしまい、この点は多いに反省するところだ。親や職場など多くの人に心配と迷惑をかけた。凍傷については再発のないようその原因と反省点を別項にまとめた。
また凍傷だけでなく、多くの経験不足に自分自身で気がついた。例えば以下のようなものを知らなかった。
どれも何度か雪山に行っていれば経験することであり、雪山では常識であると思う。私は雪山の常識を知らなかったため、今回何度も危ない思いや、つらい思いをしたのだと思う。
雪山の経験がない点はもっと慎重に検討し、今回の山行を辞退すれば凍傷をはじめとして他のメンバーに心配と迷惑をかけずに済んだのではないかと思う。
(2007年1月7日〜11日記す)