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2019年春 - 三宅島・カニガ沢下部下降


2019年4月6日(土)
場所
東京都三宅島三宅村坪田
ルート
逢の浜温泉跡…御子敷橋…仏沢砂防2号堰堤…雄山環状林道…環状林道三七橋…カニガ沢砂防堰堤…三宅島カーステーション…逢の浜温泉跡
参加者
A氏、K氏、O氏、T氏、W氏、S氏、I氏、Y氏、中山
参考文献

 三宅島・仏沢下部遡行から続く。

日帰り

2019年4月6日(土) 晴れ

逢の浜温泉跡…御子敷橋…仏沢砂防2号堰堤…雄山環状林道…環状林道三七橋…カニガ沢砂防堰堤…三宅島カーステーション…逢の浜温泉跡

コースタイム
御子敷橋9:22
仏沢砂防2号堰堤9:25
仏沢右俣標高140m二俣9:52
9:57
仏沢右俣左俣標高170m滝10:05
10:22
平成19年度仏沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工10:40
環状林道三七橋10:54
11:01
平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.2谷止工11:09
平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工11:17
カニガ沢砂防堰堤11:53

 8:30にOさんを車に乗せて集合場所の逢の浜温泉跡に向かう。途中、地図を忘れて取りに戻る。Sさんも靴ひもを干しっぱなしにしていたと言って取りに帰った。待ち時間でガイダンスを行い、9時出発のところ20分ほど遅れて出発する。

環状林道三七橋
4/6 環状林道三七橋で休む。
ボックスカルバート
4/6 山側からボックスカルバートを抜けて沢に下りる。出口には2mほどの段差がある。

4/6 No.2谷止工から平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工を眺める。
平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工
4/6 谷止工は2つとも左岸を巻いた。
平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工
4/6 平成18年度三七沢火山治山激甚災害対策特別緊急工事No.1谷止工を背景に岩床を歩く。
カニガ沢
4/6 土の層の上に岩が乗っかって滝になった場所。
カニガ沢
4/6 この滝は足場が土で崩しながら下った。標高120m付近二俣には気付かなかった。
標高90m滝
4/6 標高90m滝は以前よりも開けて日が射すようになった。
カニガ沢
4/6 標高90m滝を下るとまた岩床を下る。
カニガ沢砂防堰堤
4/6 カニガ沢砂防堰堤から管理用通路に登っておしまい。

おわりに

 9名という実力の分からない大人数を連れて行くので不安があったが、みんな足並みが揃っていて想定していた3時間で遡行と下降を行うことができた。

 仏沢は以前よりややヤブがかぶっているように感じた。倒木が多いのは変わらず、6年も前の山火事の跡があったのは少し意外であった。標高170m滝はどう登ったか思い出せなかったが、やや難しかった。前は流水の中登ったり、乾いていたけど下ったりしたが今できるか自信がない。

 カニガ沢は初めて下ったので困難な箇所があるかどうか不安であったが、大した苦労をすることもなく下ることができた。渓床が岩床のところが多いが、渓岸に土砂の崖が多く見られたので今後も除石が必要と感じた。

 三宅島火山地質図によると、カニガ沢にはヨリダイ沢と聞き慣れない沢名が振られている。標高150m付近は1940年スコリア丘に分類されているが、侵食のためか火口とは気づかなかった。それより上流は大船戸期噴出物に分類されているが、侵食が激しいのか溶岩の渓床をよく見る。神着の間川などが同じ大船戸期噴出物にも関わらず溶岩が見られないのとは対照的だ。


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