山ノ中ニ有リ>山行記録一覧>2017年山行一覧>三宅島・間川遡行〜姉川下降
2週間前に久しぶりに山に登って、また登ってみたいと思い計画した。
神着、伊豆にはいくつか沢があるものの坊田沢と川田沢支川くらいしか歩いたことがない。理由は2つある。植物が繁茂していてヤブこぎが多いため。また、環状林道から都道に下る道が土佐林道と伊ヶ谷林道しかなく、車を回収するのが困難なためだ。
その分、登っていない沢が残っていたので地形図を見ていると間川と姉川が比較的標高の高いところまで砂防堰堤の管理用通路が伸びている。試しに登ってみるには距離が短くよさそうである。間川は谷が深く、環状林道からも切れ込んでいるので下るのは困難と判断し、姉川から下ることにした。姉川は地形図で見るぶんには傾斜が緩く滝も少なさそうである。家からも近いので家から歩いて登ることにした。
日帰り |
2017年12月16日(土) くもり |
間川既設堰堤…環状林道…姉川1号堰堤
自宅 | 7:45 |
間川既設堰堤 | 8:07 |
間川環状林道 | 9:07 |
9:13 | |
姉川環状林道 | 9:21 |
姉川1号堰堤 | 10:00 |
自宅 | 10:45 |
家から歩き始める。都道が間川を渡る箇所で村道仲尾線に入る。稲次郎公園の横を通り、村道川田線をグイグイ登っていくと少し暑い。やがて間川既設堰堤に着く。腕時計の標高を190mに合わせて入渓。堆砂敷までは道を伝って下っていける。やや砂で埋もれているのとヤブが倒れていて邪魔である。
環状林道に出たところで一休みする。予想通り谷が深く詰めに苦しんだが、なんとか無事登れてよかった。天気はくもりで予報は午後から雨を伝えており雨が降らないか不安である。家で切ってきたりんごを食べ、お茶を飲む。車の往来はない。
5分ほど休んだあと環状林道を西へ向かう。ようが沢、西川、二反原の沢などを横断して姉川までは10分足らず。
途中、かなり渓床に近い箇所に砂防指定地のコンクリート杭を見ながら下る。滝がなく、歩きやすかった。姉川1号堰堤についたら少し山側に戻り、等高線に沿って歩けば管理用通路に出られた。
帰りは畑に寄ってアシタバを摘んで帰った。
歩いていたのは3時間ほどだったが、間川の遡行でけっこう疲れた。
間川は全線ヤブが多く、環状林道に登るところは急で登攀対象として面白くない。
姉川は2箇所治山堰堤を巻く必要があるものの、二俣から下流は滝もなく岩の渓床で歩きやすい。伊豆の沢を登ったあと、環状林道を経由して姉川から下れば帰ってこられるので貴重な沢だ。
三宅島火山地質図によると、姉川は姉ヶ潟溶岩流にあたり、玄武岩溶岩に区分されている。道理で歩きやすい溶岩が続くわけだ。一方、間川は大船戸期噴出物が広範に広がる箇所にあり、玄武岩溶岩及び火砕物とされている。火砕物が優勢で侵食が激しいのかもしれない。