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2004年夏 - 丹沢・玄倉川小川谷廊下[2/2]


2004年6月26日(土)
場所
神奈川県足柄上郡山北町
ルート
新松田駅=玄倉バス停…穴ノ平橋…小川谷廊下遡行…東沢出合…穴ノ平橋…玄倉バス停=新松田駅
参加者
L. 中山(M1)、荒井(B2)
参考文献
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小川谷廊下の地図

日帰り

2004年6月26日

小田急新松田=玄倉バス停…穴ノ平橋…小川谷廊下遡行…登山道…穴ノ平橋…玄倉バス停=小田急新松田

コースタイム
玄倉バス停6:30
6:50
玄倉川の橋7:20
7:25
穴ノ平橋下7:50
8:10
600m9:00
9:05
大岩上9:50
10:00
デッチ沢出合11:20
登山道に出る11:40
800m12:15
12:35
入渓点13:20
13:40
玄倉バス停14:35
15:07

 一仕事終えてまたゴルジュに入ったところで一本とる。お互い面白い沢だと好評価を下す。水量が多いが泳ぐポイントもなく気温もさほど低くないので楽しめる。地図で現在地確認をするとどうやら740m付近のようだった。もっとも沢が蛇のように曲がりくねっているので確証はない。

行ってきます
6/26 上の写真の先。左に巻き道があったが、あえて濡れにいった。水の勢いが強くてなかなか手強かった。
瞑想
6/26 深山に悟り開かんとするものあり。

 第三か第四くらいのゴルジュ2段7mの滝は右にテープがぶら下がっていたが、ここからはうまく登れず水流のすぐ右を登った。そのすぐあと谷の幅が狭く水流が強いところがあったので正面突破を試みる。右岸から簡単に巻けるが巻いたらつまらない。はじめは何とかなったが、水流が強くて足が置けず苦戦した。さらに沢は右に曲がる。細い蛇を見つける。荒井に知らせるとビビっていた。そして小川谷廊下最大の滝、石棚にぶつかる。ここは左から巻き。道は決まっているようではなく、トップの荒井がやや詰まる。隣から巻いてさらに上に行くときわどいトラバースがあり、荒井にはテープを出した。そんで石棚上に出る。

泡風呂
6/26 泡風呂につかる荒井。「これが温泉だったらなあ」
真剣
6/26 「お義父さん、娘さんを私に下さい!」っていう姿勢をさせる

 石棚を越えてしまえばもう難関はない。名渓・小川谷廊下を惜しみながら歩く。ナメで荒井に正座させたり、泡立つくぼみのところを風呂と称して荒井に入ってもらったり、倒木に乗っかってみたり、深そうなところに入ってみたり。

わーい
6/26 ひっかかっていた丸太にて、中山。
水の中へ
6/26 「映画『ウォーターボーイズ』の真似をして」と言われたが、
それを見たことがないのでとりあえずポーズをとる中山。

 だいぶ登ってきてからデッチ沢出合で現在地確認するために一本。もうすぐ東沢出合になる。いやらしい最後のトイ状滝は巻いてしまった。それを越えると立派な壊れた堰堤があり、それを抜けると明るい河原に出る。東沢出合、遡行終了である。

壊れた堰堤
6/26 立派な壊れた堰堤。遡行終了を知らせるオブジェクト。
遡行終了
6/26 遡行終了。普通、小川谷廊下は稜線まで詰めず、途中の登山道で入渓点へ戻る。
写真が傾いているのは岩の上にカメラをおいてタイマーで撮ったから。

 ゴーロを歩き、もう一つの崩れた石積み堰堤に出てから右岸に登り下山道を探す。ところが平坦な林で見つからない。荒井は一段上に登り、私は下流に向かって探しにいくと荒井が道を見つけてきた。入渓点といいこの下山道といいこの小川谷廊下はレベル如何によらず過去に小川谷廊下に来たことのある経験者を連れてきた方がよさそうだ。

 下山道はやや荒れており白い石灰のザレ場をトラバースしたり、デッチ沢の上で道が見つからなくなったりする。途中で一本とり、沢タビで歩くのにくたびれてくるころ車道終点に出られた。ちょうど車が数台並んでおり、トイレもあった。いろいろと物を置いた入渓点まで戻り靴を履き替えて下る。

 途中道が水浸しになっているところで無事下るために石を並べて水が沢に下るよう誘導したり、持って帰る水を汲んだりして玄倉バス停に戻ってきた。歩く間、荒井がこの辺の岩がなぜ白いのかを延々講釈たれてくれた気がする。興味ないわけではないが、覚えていない。着替えたりジュースを飲んだりして過ごし、30分ほどでバスが来てのんびり帰った。

 小川谷廊下は私の行きたい沢リスト上位を裏切らず大変充実した遡行になった。機会あればまた行きたい沢である。

(2005年2月26日記す)


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