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先週、空栗沢遡行と清水沢下降を行い、充実した週末を過ごせた。今週も土曜日は予定がないのでどこか歩こうと思い、榎木沢を歩くことにした。
榎木沢は伊ヶ谷と阿古の境界になっている沢で都道には榎木沢橋がかかっている。都道の上には榎木沢1号堰堤があり、沢はその上で3つに分かれている。最も南の沢が上流に林道清水線の清水橋や榎木沢2号堰堤があり、流域も広いことから本流と考えられる。しかし、1号堰堤のすぐ上に30mほどの岩壁があり、しかも下部は土壁でえぐれているため直登はできない。北の沢と真ん中の沢は標高160m付近まで双子のように並行しており、標高230m付近を走る林道清水線付近でいくつかに枝分かれしている。
今回は北の沢を登り、真ん中の沢を下る計画であった。しかし、出発時に軍手を忘れたことに気づき、偵察だけにとどめることにした。
日帰り |
2019年1月26日(土) くもり |
都道榎木沢橋…榎木沢1号堰堤堆砂敷…都道榎木沢橋
都道榎木沢橋 | 13:08 |
榎木沢1号堰堤天端 | 13:21 |
榎木沢北の沢110m付近 | 13:35 |
榎木沢真ん中の沢110m付近 | 13:38 |
榎木沢1号堰堤天端 | 13:48 |
都道榎木沢橋 | 13:51 |
未明に雨が降り、ときどき日差しが射すものの雨が降りそうな天気が続く。外を見て何度もためらうが、昼過ぎに榎木沢に行くことにする。都道榎木沢橋に車を置き、榎木沢の管理用通路を歩く。
軍手を忘れたので偵察にとどまったが、北の沢も真ん中の沢も倒木やヤブが多く、沢登りの対象としてはつまらない沢ということがわかった。気が向いたら遡行してみようと思う。
三宅島火山地質図によると、榎木沢は1469年?噴火噴出物のうち榎沢溶岩流に分類されているが、玄武岩の上に倒木と竹が繁茂していて歩きにくい。大雨のときは出水が見られる沢だが、堆積物も少なく植物の生育を妨げるほどではないらしい。平山沢などとは対照的だ。