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昨年末に平山沢を登ったのをきっかけにまだ登っていない沢への登攀意欲が湧いてきた。取り立てて予定のない土曜日に思い立って登ることにした。場所はいずれも登ったことのない伊ヶ谷の空栗沢と清水沢。
空栗沢は伊ヶ谷沢の南隣の流域の沢であり都道空栗橋がかかっている。環状林道から下っていくと途中でがけになっていると聞く。地形図を見ると桑ノ木平の端部にあるが、比高差25mほどの崖は隣の沢を見てもここにしか見られない。不思議な地形だ。
三宅島火山地質図を見ると、崖にはカルデラ縁の記号がありOYSの記号が付されている。凡例を見ると完新世の雄山期スコリア丘 Scoria cones of Oyama stage と呼ぶようだ。その下流の空栗沢はOY 玄武岩溶岩及び火砕物 Basalt lava and pyroclasticsとなっており、溶岩らしい岩の露出も実際に見られた。
↑産業技術総合研究所ウェブサイトより三宅島火山地質図 抜粋
清水沢は空栗沢の南隣の流域の沢であり、流域は環状林道より下流に収まっている。清水沢のどこかに井上正鐡の雨乞いの碑があると聞くが以前探して見つけられなかった。
このため、今回の目的は空栗沢のがけを下から眺めることと、清水沢を下ることであった。伊ヶ谷林道または環状林道に抜ける案も考えたが車の回収が遠いので沢を登って沢を下る計画にした。それも登ったことのない沢なので難しそうなら空栗沢を登って来た道を帰って来るつもりだった。井上正鐡の雨乞いの碑は沢を歩いていて見つけられればいいという考えだった。
日帰り |
2019年1月19日(土) 晴れ |
空栗沢治山用通路…空栗沢堰堤…空栗沢左俣310m付近引き返し…空栗沢・清水沢分水嶺305m付近乗っ越し…井上正鐡雨乞いの碑…清水沢堰堤…林道清水線…空栗沢治山用通路
空栗沢治山用通路入口 | 11:26 |
空栗沢床固め工 | 11:31 |
空栗沢堰堤 | 11:35 |
空栗沢260m二俣 | 11:54 |
空栗沢左俣280m付近滝下 | 12:00 |
12:04 | |
空栗沢260m二俣 | 12:10 |
空栗沢右俣310m付近二俣 | 12:33 |
空栗沢左俣280m付近滝上 | 12:43 |
空栗沢左俣310m付近滝下 | 12:50 |
12:57 | |
空栗沢・清水沢分水嶺305m付近 | 13:13 |
清水沢左俣280m付近滝 | 13:22 |
13:34 | |
清水沢左俣270m付近 井上正鐡雨乞いの碑 | 13:46 |
清水沢左俣260m付近湧水 | 13:54 |
清水沢195m二俣 | 14:22 |
清水沢堰堤 | 14:32 |
林道清水線 | 14:41 |
空栗沢治山用通路入口 | 14:50 |
9時過ぎに起きてダラダラと準備し11時過ぎに車で出かけた。空栗沢治山用通路入口に車を置き、空栗沢の治山用通路を歩く。
三宅島・清水沢下部下降へ続く。