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先日、仕事で伊ヶ谷沢に行ったときのこと、堰堤の上流に洞窟のような薄暗い滝があるのを知った。岩肌が見えて崩れそうになく登攀意欲をそそられる。谷筋を藪が埋めていることもない。伊ヶ谷林道までなら比較的短いので進退きわまることもないだろうと次に登る沢に考えていた。
この日は畑で野菜を植えようと思っていたが、植えるものがなく宙ぶらりんになっていた。前日は雨だったものの今日は晴れているので出かけないのはもったいない。伊ヶ谷沢に行くことにした。
日帰り |
2018年3月17日(土) 晴れ |
伊ヶ谷沢2号堰堤…伊ヶ谷林道ボックスカルバート…環状林道…伊ヶ谷林道…伊ヶ谷沢2号堰堤
伊ヶ谷沢2号堰堤 | 13:44 |
標高140m滝 | 13:50 |
13:55 | |
標高210m二俣 | 14:12 |
14:18 | |
標高300m伊ヶ谷林道 | 14:36 |
14:38 | |
標高370m環状林道 | 14:55 |
環状林道・伊ヶ谷林道分岐 | 15:02 |
伊ヶ谷沢2号堰堤 | 15:28 |
車で伊ヶ谷に移動する。伊ヶ谷沢2号堰堤の入り口に車を置き、出発する。工事用道路に沿って渓床に下りる。堆砂敷きを進むとすぐ谷が狭まり標高140mの滝が現れる。
3/17 伊ヶ谷沢2号堰堤堆砂敷は明るい。 |
3/17 標高140m滝は手前に深さ1mほどの淵をたたえており右からへつった。 |
標高140mの滝は昨晩の雨で水が溜まっており、長靴を履いていることもあってザブザブ入りたくない。右からも左からもなかなへつれず困っていたが、右側から水中にスタンスを見つけ、ドボンせずに滝を登ることができた。
環状林道に出たところはさらに雄山に登る林道の入り口の脇であった。また、すぐ南寄りにはあおさ山神社があった。昔は沢沿いに登ってお参りしたのだろうか、それとも木挽き道をたどったのだろうか。
帰りは伊ヶ谷林道を経由して伊ヶ谷沢2号堰堤に下り着いた。
伊ヶ谷沢はやや谷が狭くヤブがかぶっている箇所があるものの、渓床が岩である箇所が多く登攀しやすい。内地で沢登りの対象となる初級の沢といった感じだ。出始めの標高140m滝が核心部になるため、ここが突破できれば概ね環状林道まで遡行できると確信を持てるだろう。ちょっと人に勧めるには躊躇するが、近くの平山沢で足りない人を誘うのによいかもしれない。