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2004年夏 - 奥秩父・東沢釜ノ沢[2/2]


2004年7月18日(日)〜19日(月)
場所
山梨県東山梨郡三富村/奥秩父
ルート
7月17日
大岡山=高尾=JR中央本線笹子駅(泊)
7月18日
JR中央本線笹子駅=JR中央本線塩山駅=西沢渓谷バス停…東沢出合…釜ノ沢・国師沢二俣…両門の滝…1700m付近(泊)
7月19日
1700m付近…木賊沢出合…甲武信小屋…甲武信ヶ岳…甲武信小屋…戸渡尾根…西沢渓谷バス停=JR中央本線塩山駅
参加者
戸部(M2)、中山(M1)、永谷(M1)

甲武信ヶ岳周辺の地図

2日目

2004年7月19日

1700m付近…木賊沢出合…甲武信小屋…甲武信ヶ岳…甲武信小屋…戸渡尾根…西沢渓谷バス停=JR中央本線塩山駅

2日目コースタイム
1700mあたり4:00起床
4:55
木賊沢出合上5:50
6:00
甲武信小屋6:25
6:35
甲武信ヶ岳6:50
6:55
甲武信小屋7:05
7:15
戸渡尾根
2111m峰付近
8:05
8:20
徳ちゃん新道
1619m峰付近
9:05
9:30
東沢山荘
西沢山荘
10:15
10:25
西沢渓谷バス停10:50
10:55

 夜はシュラフカバーだけでは寒かった。夜中ときどき起きた。明け方弱い雨が降っていた。歩き始めてしばらくで滝が現れる。左から登ると左から水師沢が下っている。ちょうどそこに単独行の人がテントを張っていたので前日はここまで詰めておかなくてよかった。

 このあとはほとんど覚えていないが、甲武信ヶ岳の裏側にあたる入川真ノ沢上流に似ている。倒木のある急な沢になり、右から木賊沢が入ってくる。この木賊沢出合の本谷側は急なので木賊沢から巻いて登る。ここには巻き道が樹林帯にあった。

 1時間も歩いたし、水量も減ったので一本とる。私の腹の調子が悪くなったので沢から離れて大便を行った。しかし、見通しのいい沢だったので離れるのにかなり遠くまで行かなければならなかった。沢の様子は一枚岩の逆層スラブだが、傾斜はさほどなくのんびり登って行ける。水量は少なく、もう甲武信小屋は近い。

木賊沢出合を過ぎて
7/19 木賊沢出合を過ぎて一枚岩の沢を登る。ここから甲武信小屋のポンプ小屋は10分程度だった。
遡行終了
7/19 甲武信ヶ岳山頂。風と雨が冷たかった。

 歩き始めてすぐ、右手に小さな沢を認め、これを登っていくとポンプ小屋があった。ここでポリタンに水を詰め、道を登っていくと甲武信小屋の「立ち入り禁止」看板の裏側に出た。せっかくなので小屋の近くにザックを置いて甲武信ヶ岳を往復した。3回目の甲武信ヶ岳山頂はガスっており、やや寒い。細かい雨も降っていた。すぐ小屋に戻る。

 小屋でザックを回収し、木賊山の巻き道に入る。概して登りの巻き道でいやらしいが、巻き終わってつい直進してしまい、笹平避難小屋の方に行きそうになった。すぐ引き返してすこし木賊山に登り返し戸渡尾根を下った。

 戸渡尾根の途中で一本とり、1869m峰で戸渡尾根を末端まで下る徳ちゃん新道を下った。1619m峰の笹原で付近で一本。となりに鶏冠尾根がギザギザの異様な形を見せていた。「あれ、下れるのか?」とそんな話をした。

 その後、徳ちゃん新道は急な下りがあり、つい後続をほったらかして先に下ってしまった。急に平坦になったと思ったら西沢山荘に出た。ずっと沢タビで下ってきたので足の裏も爪も痛い。沢タビを脱いでもう必要なくなった水で足を冷やす。靴を履き替えると戸部さんと永谷君が下りて来た。ちょうど西沢渓谷バス停の方から観光客っぽい人も通っていった。

 西沢渓谷に着いてバスの時刻を見るとちょうどバスが行った後だった。タクシーの運ちゃんに話し掛けられ、そのまま乗ることになった。簡単に着替えて乗車。そしたらバスの半分以下の時間で塩山駅に着いただけではなく、3人で割るとバスより安かった。大いに得した。

 あとは中央線を乗り継ぎ東京に帰った。笛吹川東沢は1年のときに鶏冠谷右俣を下降して以来だが、釜ノ沢は東沢全体を概観するのによかった。またところどころに現れるナメはついつい滑りたくなってしまうので、時間をたくさん取っておいてよかった。また西のナメ沢とか釜ノ沢西俣とか登ってみたい。

(2005年3月12日記す)


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