2003年春 - New Zealand旅行[30/37] - ネルソン→クライストチャーチ

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2003年春 - New Zealand旅行[30/37]

ネルソン → クライストチャーチ


26日目

2003年3月23日

ネルソンNelson→クライストチャーチChrist Church | Christ Church Rolleston YHA(泊)

○

 この日はグレイマウスGleymouthを経由してクライストチャーチChrist Churchに帰る。GleymouthまではInterCityのバス、GleymouthからはトランツアルパインTranz Alpineに乗ってChrist Churchに帰る。ずっと交通機関に乗っていることになる。

 朝6時、起きる。台所に行くと誰もいなかった。その代わりに猫がいた。黒猫だが、腹と足の先だけ白い。愛 くるしい目でうろつきまわり、触らせてくれるが、一方で虎視眈々とわたしの作るヌードルを狙ってくる。やがてほかの人も起きてきて猫の関心もわたしのヌードルから移った。7時にBBHを出たが、そのとき猫は外の人のテントに入り、怒られてつまみだされていた。

 Nelsonの街は人通りもなく、ときどき車が通る程度。これから動き出す感じ。市庁舎兼郵便局が近代的なデザインなので一枚写真を撮った。InterCityのバスはInformation Centreの前ではないので、市庁舎をぐるりと回る。

 バスはウェストポートWestport経由フォックス氷河Fox Glacier行き。Gleymouthまで寝たり起きたり。途中、プナカイキPunakaikiでパンケーキロックを見る。地層が明らかに層になっていてパイ生地のように積み重なっている。一部では地面に穴があき、自然の橋になっているところもある。波が来るたびにその岩肌が現れた。表現力のない言い方をすると、さながら巨大な洗濯機。豪快に砕波して海水が泡立っている。休憩時間だけでしかも何時集合か聞きとれなかったので、走り抜けた。しかも、店で工芸品を見ていたら乗り遅れそうになった。さいわい、一番最後でなかったので、ひんしゅくを全身に受けることはなかった。

プナカイキのパンケーキロック
プナカイキのパンケーキロック。城みたい。
グレイマウス駅
グレイマウス駅。列車トランツアルパインの終点。ここから乗る。

 グレイマウスGleymouth着。駅の前に着く。荷物を受け取ってボーっとしていると、列車がきた。NZの列車には改札というものがなく、ホームから一気に人があふれだす。人の波に押されつつ、脱出。列車から降りた乗客はそれぞれ停車していたバスへと乗り換えていく。NZの旅客列車は一日1往復。この列車は折り返し14:25発Christ Church行きになる。受付でチェックインする。チケットを見せたら座席をチケットに書かれ、14:15に来るように言われた。荷物はおじさんに聞かれChrist Churchというとラベルつけてベルトコンベヤに乗っけられた。

列車、入線
列車、入線。車体に書いてある"Tranz Scenic"は運行する会社の名前。
Arthers Pass St.
アーサーズパス駅Arthers Pass St.。しばらく停車する。
アーサーズパスはサザンアルプスSouthern Alpsの峠でもあり、Tranz Alpineの名前のもとになっている。

 乗車。席はドアのそば、後ろ向きの一人席。列車が動き出す。特にバスと変わらない草原や川沿いの風景の中を走っていく。列車が好きでないとちょっと退屈だ。一人はあまりお勧めできない。わたしも飽きたら車内を探検したり、本を読んだりした。列車は長いオティラトンネルOtira Tunnelに入り、そこから出るとアーサーズパスArthers Pass駅。4分停車するそうなので、ちょっと外に出てみる。ほかの人も出ていて駅名の表示板で記念撮影していた。日本人の集団が乗車しようとしていた。その人数におののく。その後も山や谷や丘の風景が続き、一度デッキのようなベランダのようなただ柵があるだけのところで外を眺めていたが、風が寒くて戻った。Arthers Pass駅から1時間ほどして平坦な牧草地ばかりになる。住宅が現れるようになるとクライストチャーチ駅Christ Church Stationは近い。ちょうどわたしの座席から夕日がよく見えて暮れ行く様子をじっくり眺めることができた。

車内
トランツアルパイン車内。きれい。

 駅に着いたのは18:35。ほぼ定刻どおり。荷物はベルトコンベヤで運ばれてくる。わりと早く来たので「来なくてひやひや」という事態にならずによかった。ところでクライストチャーチ駅は街中心から3,4km離れている。さてどうする。みんな来ているバスやタクシーに乗って散っていく。公共のバスはないらしい。ならば歩くべし。そこんところは計画的に考えていたから宿もハグレーパークHagley ParkのそばのRolleston YHAを予約してあるし、地図も「地球の歩き方」でわかる。はじめに北へ向かう。駅広場をぐるりと反時計回りに出て北へ向かう。大きな通りにぶつかって右に折れる。道は跨線橋になってピクトンPictonへ向かう線路を渡る。おりたところは南側のハグレー公園Hagley Park。Hagley Parkを突っ切ってクライストチャーチ病院Christ Church Hospitalへ。そこからまた北へ少し歩いてRolleston YHAに着いた。40分ほどで着いた。


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