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2日目 |
2016年8月6日(土) 晴れ |
セバト沢出合上1120m…西ノ沢出合…清津川本谷右俣…白砂山…堂岩山…堂岩山水場(泊)
セバト沢出合上1120m付近 | 2:30起床 |
4:08 | |
西ノ沢出合 | 4:48 |
5:02 | |
カンバノ沢出合 | 5:17 |
5:21 | |
涸沢出合 | 5:27 |
赤土居沢出合 | 6:12 |
6:26 | |
東ノ沢出合 | 7:00 |
沖ノ西沢 | 7:09 |
7:17 | |
左俣出合 | 8:02 |
中俣・右俣二俣 | 8:12 |
8:23 | |
右俣1800m二俣 | 9:21 |
9:38 | |
右俣1900m二俣 | 10:05 |
右俣1910m水涸れ | 10:10 |
10:22 | |
2035mガレ | 10:55 |
11:08 | |
白砂山・佐武流山稜線2090m | 11:21 |
11:32 | |
三県境 | 11:40 |
白砂山 | 11:58 |
12:44 | |
八間山分岐 | 13:44 |
13:54 | |
堂岩山 | 13:58 |
堂岩山水場 | 14:13 |
18:55就寝 |
夜は雨も降らず、快適であった。4時半頃に明るくなるだろうと踏んで2時半に起きるが、4時に出発準備を終えてしまう。今日は行程も長いし、ヘッドランプつけて歩くことにする。暗がりのためかジャコウ沢は気づかずに通り過ぎる。河原を飛び飛び歩いていくと、次第に明るくなってきた。西ノ沢出合で一休み。西ノ沢と清津川本谷の間に少し上がった幕営適地があった。
8/6 西ノ沢出合で休む。 |
8/6 涸沢出合。広い河原歩きはここまで。 |
カンバノ沢出合付近で便意を催し、小休憩。左手に崩れた土の斜面を見送ると涸沢出合。広い河原歩きはここまで。ここからは両岸が狭まり、いよいよ川から沢へという雰囲気である。しかし、大きな滝があるわけでもなく、河原歩きが中心である。高さ1, 2m程度の小滝もあるが、隣から簡単に越えられる。
8/6 涸沢を分けると沢は廊下状になる。 |
8/6 申し訳程度に滝も出てくる。 |
8/6 滝も全体的に埋まっていて難しくない。 |
8/6 赤土居沢出合は赤い岩がゴロゴロ転がっていて荒れている印象であった。 |
赤土居沢出合で休む。赤い岩がゴロゴロ転がっており、幕営には適さないと思う。くねくね曲がる沢を登っていくと標高1390m付近で右岸に大きく土砂崩れした箇所に出る。地形図だと標高差50m程度だが、現地で見ると200mくらい崩れていて稜線まで続いているように見える。砂地で人の足跡を見つけるが、最近雨が降っていないそうなので、いつの足跡かは不明だ。土砂崩れから200mくらい歩くと東ノ沢出合。出合付近は河原になっているので幕を張れそうだ。
8/6 標高1390m付近で右岸に大きな土砂崩れを認める。 |
8/6 東ノ沢出合は暗い河原になっている。 |
8/6 沖ノ西沢出合で休む。水を飲むと鉄臭い。 |
8/6 水際が赤い。 |
東ノ沢出合から300mほどで沖ノ西沢。ここも河原になっている。水が流れているところは石が赤く、水を飲むと鉄の味がする。どうやら鉄分が強くて河原の石も赤くなっているようだ。倒木が詰まった高さ3mほどの滝を左から越え、廊下状の沢を歩く。途中右岸に壁から水が出てその部分が真っ赤になっている箇所があった。どうやらここから出る水が鉄分の供給源のようだ。口に含むとひどく鉄の味がして吐きすてる。滝がほとんどない川なのに魚がいない理由はこの鉄分のせいだろう。しかし、釣り人もいないが、登山者もいない。全く静かな沢旅だ。
8/6 湧水とその下が朱色になった岩(白矢印)。ここから鉄分が湧出しているようだ。 |
8/6 中俣・右俣二俣で休む。 |
鉄の噴出する箇所を過ぎて15分ほどで左俣出合。谷まで日差しが差してくる。左俣出合から10分で中俣・右俣二俣。たどる右俣は直角に曲がるため、直前まで見えない。中俣の先には左岸に20mくらいの滝が見え、まさかあれが右俣じゃないだろうなと不安になっていたので安心した。一休みする。順調に進んでいることに安心するとともに、この先短い距離に3時間もかかるなら苦戦するのだろうかと不安になる。Hさんは2泊目も沢で焚き火をしたいそうで、稜線まで登ることに不安を感じていた。