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2015年冬 - 南アルプス・赤石岳〜聖岳[5/5]


2015年12月26日(土)〜12月31日(木)
場所
静岡県静岡市葵区/南アルプス
ルート
12月25日
立川駅=富士見峠(泊)
12月26日
富士見峠=畑薙第一ダム沼平ゲート…椹島(泊)
12月27日
椹島…赤石小屋(泊)
12月28日
赤石小屋…ラクダの背…小赤石岳…赤石避難小屋(泊)
12月29日
赤石避難小屋…百間洞露営地…大沢岳…中盛丸山…兎岳避難小屋(泊)
12月30日
兎岳避難小屋…聖岳…奥聖岳…白蓬の頭…聖岳東尾根ジャンクションピーク(泊)
12月31日
聖岳東尾根ジャンクションピーク…出会所小屋跡…聖沢登山口…畑薙第一ダム沼平ゲート=立川駅
参加者
中山、K、H、S
参考文献

6日目

2015年12月31日(木) くもりのち晴れ

聖岳東尾根ジャンクションピーク…出会所小屋跡…聖沢登山口…畑薙第一ダム沼平ゲート=立川駅

コースタイム
聖岳東尾根ジャンクションピーク3:30起床
6:45
出会所小屋ルート1860m付近7:45
8:00
出会所小屋跡8:56
9:17
聖沢登山口9:34
赤石渡〜藤島沢橋間1100m付近橋10:24
10:38
畑薙橋11:40
12:06
畑薙第一ダム沼平ゲート13:05
13:24

 6日目ともなるとだんだんシュラフが湿ってきて不快であるが、今日が下山日である。最終日の今日はガス。高度計の標高を合わせて出会所小屋跡へ下る。もう核心部は終えたと思っていたが、尾根が分かれてルートファインディングが難しい。しかも尾根下部の載っている上河内岳の25,000分の1地形図を忘れてしまった。時々Kさんの持っている地図を見せてもらいながら下る。上部はところどころなだらかなところがあり、雪にトレースも付いている。

出会所小屋跡ルート
12/31 出会所小屋跡ルートへ下る。初めは緩やかな箇所もある。
出会所小屋跡ルート
12/31 2000mくらいから現在地を読むのが難しくなる。
出会所小屋跡ルート
12/31 1860m付近で道探しを兼ねて休む。
出会所小屋跡ルート
12/31 1860m付近を過ぎると雪が減ってくる。

 1860m付近は雪が減ってきてトレースが見つからず、聖沢上流の尾根に入りそうになる。ちょうど聖岳東尾根に登るという4人パーティーが登ってきたので道を間違えていないことに安心する。赤テープ、赤布を探しながら下った。最後はエアリアマップに示すグレーの破線に沿って下るつもりだったが、途中で赤テープが見当たらなくなり、赤テープに従っていくと出会所小屋に直接下りる尾根に出た。林業関係の人が入っているようでピンクテープがところどころで見受けられる。やがて尾根が急になって出会所小屋跡に出た。

出会所小屋跡ルート
12/31 1600mくらいまで下ると尾根が急になる。
出会所小屋跡
12/31 出会所小屋跡についたところ。これで一安心。
聖沢登山口
12/31 聖沢登山口に下山する。後は林道を歩く。
沼平ゲート
12/31 沼平ゲートに到着する。静岡県警が下山届の記入を促していた。

 出会所小屋跡からは一般ルートなので迷う心配はない。標高もだいぶ下がって気温も高い。カッパやスパッツを脱ぐ。聖沢登山口に出てからは3時間半歩き、沼平ゲートへ達した。赤石ダム付近で聖岳へ向かう2人組とすれ違う。また、畑薙橋で追い抜いて行った単独行の人は畑薙大吊橋で置いてあった自転車に乗って沼平ゲートへ向かっていた。他にも1台自転車が置いてあったので茶臼岳から聖平まで縦走する人がいるのかもしれない。それにしても単独行が多い山だと感じた。

 沼平ゲートでは県警の人たちが下山届の提出を促していて書いて手渡しした。帰りは白樺荘で風呂に入り、のぼりに書いてあったカツ丼を食べ、帰京した。立川に着いたのは19時過ぎであった。

おわりに

 5泊6日の行程で天気に恵まれ無事予定のコースを歩くことができた。兎岳までは私たちの足でトレースを刻むことができ、小赤石岳ラクダの背ではロープを出してそれなりに緊張感のある登山ができた。

 技術的に注意を要した箇所を以下に示す。

ロープを出した箇所
積雪
ラクダの背で最大腰ほど、赤石岳〜百間平間で最大股下ほど、聖兎コル〜聖岳西2750mで最大腰ほど。
小屋
椹島登山小屋、赤石小屋、赤石避難小屋、百間洞山の家の冬季小屋が開いていた。また、兎岳避難小屋はドアが閉まらなかったが利用可能であった。
水場
椹島登山小屋、赤石小屋、百間洞山の家に流水あり。

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