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2015年冬 - 三宅島・タデノ沢の溶岩流
三宅島・仏沢下部下降←|三宅島の記録|→奥多摩・雲取山
- 時
- 2015年2月28日(土)
- 場所
- 東京都三宅島三宅村阿古
- ルート
- タデノ沢2号堰堤…七島展望台下…山辺残土置場の上…村道上錆線︎
- 参加者
- 中山、K先生、U氏、H氏
- 参考文献
- 「三宅支庁管内図」(2005)
はじめに
前回の大沢下部遡行の際、阿古のタデノ沢とか行ったことのない沢に行きたかったが、西風が強そうなので雄山の陰になる東側の大沢を登って仏沢を下ることにした
と書いた。この土曜日は風がナライになり、阿古は陰になるのでタデノ沢の溶岩流を登ることにした。
昭和58年噴火では溶岩流が主に阿古小中学校と薄木・粟辺に流れたが、その間に二筋流れた跡がある。タデノ沢の南側と山辺の残土置き場の上である。ここは航空写真でヤブがないことを確認していたのでいずれ登りたいと思っていた。溶岩流には特に名前がついていないが、ここではとりあえず近所の沢の名前をとってタデノ沢の溶岩流、山辺の溶岩流と呼ぶ。厳密にはタデノ沢はこの溶岩流と南戸林道の間に流れる沢である。
タデノ沢2号堰堤…七島展望台下…山辺残土置場の上…村道上錆線︎
コースタイム
村道上錆1号線起点 | 13:22 |
タデノ沢2号堰堤作業道終点 | 13:36 |
タデノ沢の溶岩流末端 | 13:53 |
タデノ沢の溶岩流インゼル下 | 14:27 |
薄木・粟辺の溶岩流標高430m付近火口 | 15:12 |
薄木・粟辺の溶岩流標高370m付近火口 | 15:27 |
15:55 |
山辺の溶岩流末端 | 16:34 |
村道上錆線最高点付近 | 16:43 |
村道上錆1号線起点 | 17:00 |
写真の説明だけ。
2/28 タデノ沢2号堰堤上の作業道に入る。終点でS設備さんが道を作っていた。 |
2/28 作業道終点から右手のヤブの薄いところを等高線に沿って歩く。 |
2/28 ヤブから溶岩流末端に出たところ。 |
2/28 標高200m付近の急斜面が立ちはだかる。 |
2/28 標高200m付近の急斜面を登りきると背後に阿古の街が見下ろせる。 |
2/28 標高250m付近まで来ると溶岩流が二俣に分かれる。道のりの短い右を行く。 |
2/28 ヤシャブシが実をつけていた。振ると花粉が出てきた。 |
2/28 標高270m付近の溶岩が広がったところを通り過ぎてまた斜面を登る。 |
2/28 インゼルの右側に入ると岩が大きいように感じた。 |
2/28 七島展望台付近の山が見えてきた。 |
2/28 薄木・粟辺の溶岩流のあたりまで来るととろける溶岩が落ちていた。 |
2/28 薄木・粟辺の溶岩流の火口の縁を歩く。 |
2/28 火口の縁は急になっている。 |
2/28 隣の火口を歩く。 |
2/28 山辺の残土置き場が見えてきた。マウスオーバーで歩いた道を示す。 |
2/28 薄木・粟辺の溶岩流から山辺の溶岩流へ分かれるところで一休み。 |
2/28 山辺の溶岩流の上流は急でややブッシュが生えている。 |
2/28 山辺の溶岩流の急斜面を振り返る。 |
2/28 不安定なガレ場を下る。 |
2/28 山辺の溶岩流の末端には山辺の残土置き場がある。ここからトラバースして村道上錆線に至った。 |
おわりに
当たり前だが溶岩流は不安定で歩きにくく疲れた。トゲトゲしているのでカッパズボンも破かれ、軍手をしていたものの手首に切り傷を負った。ヤブがなければスイスイ歩けるとふんでいたのはちょっと安易であった。それでも見通しがないヤブよりはマシだと思う。
(2015年2月28日記す)
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