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2016年秋 - 奥多摩・つづら岩


2016年10月22日(土)
場所
東京都西多摩郡檜原村/奥多摩
コース
立川=(車)=千足集落…つづら岩(往復)
参加者
リーダー K、中山
参考文献

はじめに

 Kさんから誘われて岩登りに行くことにした。年末の前穂北尾根に備えてバランス感覚を養い、お互いのザイルさばきの呼吸を合わせるために岩登りの練習を行う。

 Kさんは泊りがけで八ヶ岳に行きたかったみたいだが、私が日曜日は水防体制で出られないため、日帰りのつづら岩になった。私は今年2回目だが、Kさんは5回目。

 今までにつづら岩に行った記録は以下の通り。

日帰り

2016年10月22日(土) 晴れ

立川=(車)=千足集落…つづら岩(往復)

コースタイム
千足7:05
7:13
綾滝7:52
8:02
つづら岩
トレーニング
8:37
14:45
千足15:30

 前回同様、立川駅6:10集合。Kさんの車で檜原村へ向かう。千足のトイレの横に車を停めてつづら岩へ向かう。今日は天狗滝を経由してみる。綾滝と劣らず落差のある滝ですべすべのスラブを流れているので立派である。ただ登りが急なところがあるのでつづら岩が目的なら1回行けばいいと思う。10分ほど登ったところでクライミングシューズを忘れたKさんがやっぱり家に帰って取ってくると下っていった。綾滝で休み、水を汲む。

天狗滝
10/22 立派な天狗滝。
つづら岩
10/22 今日のつづら岩。

 つづら岩には1番乗り。以下の4ルートを登った。番号は「クライミング・ガイドブックス 新版関東の岩場」による。

2ルート 20m IV-

 Kさんリード。下段の岩が立ったところが難しい。そこを越えても手がかりがなく難しい。木をつかんで登ってしまった。飲み会の翌日だからか、体が慣れていないからか。中間のテラスを過ぎて登っていくとKさんは右手へ抜けていた。前回私が左へ逃げて苦労したルートだ。これも岩が立っていて難しい。踏み出すとホールドがあったのでなんとか登れた。前回もうまく登れなかったが、セカンドでこれだとさらに下手になっているような気がする。

2ルート
10/22 2ルート 20m IV-下部を登るKさん。
2ルート
10/22 2ルート上部、最後に右に出る。

3 一般ルート 50m IV

 Kさんリード。前回は2ピッチに分けたが1ピッチで登ってしまった。はじめにルート6 6m IV+を経由して行く。セカンドだと意外と苦労せず登れた。難しくてハーケンをつかんでしまう。3 一般ルートに合流してからカンテ、フェースを登る。中央ハングへのトラバースではやっぱりホールドが見つからず残置シュリンゲに頼って移動した。最後に稜線がVカットになったようなところを登る。手が見つからず難儀するが、Kさんから右側の5cmくらいのピナクル状を教えてもらう。もう1手はよく覚えていないが、一段上がるとさらに右側にあった。

3 一般ルート
9/10 3 一般ルート1ピッチ目を登るKさん。
3 一般ルート
9/10 3 一般ルート最後の稜線Vカットへ登る。

8ルート取り付き点から10ルート、中央バンド、12ルート

 8ルート取り付き点から10ルート、中央バンド、12ルートを部分的につないで登る。

 Kさんが、8三段ハングルートの出だしを挑戦するが、行き詰まる。左へ出て10つり上げルート(腕力ルート)をたどる。中央バンドを左へトラバースし、木の生えたテラスの1段下でピッチを切る。3人組が13腕力ルートIIIを登っていたのでそれを見ながら待つ。

8ルート取付点
10/22 8ルート取付点に挑戦するKさん。
12ルート終了点
10/22 12ルート終了点から見下ろす。

 2ピッチ目、中山リード。12ルートを登る。残置ハーケンが思ったより少ないが、無事登れた。稜線のビレイ点の横でおじさんが既設ボルトの頭を切ろうと金のこでゴリゴリ削っていた。ガスが上がってきて少し寒い。

12ルート 50m IV

 1ピッチ目、Kさんリード。狭い階段状のクラックを登る。途中から階段の外に一瞬スタンスを探さないと登れない。途中、ぐらぐらする岩を掴みながら登る。その上は前回は簡単と感じたが、今回は意外と難しく感じる。木の生えたテラスでピッチを切る。

12ルート
9/10 3 12 50m IVの登り始めは狭い階段状になっている。
12ルート
9/10 13ルートへ挑戦するが届かない。

 2ピッチ目、Kさんリード。先ほど3人組が登っていた13ルートを挑戦するが、難しく左へ逃げる。セカンドの私がヌンチャクを回収するのに手間取った。

15ルートリーダースピッチ
10/22 15ルートリーダースピッチを登るKさん。
空中懸垂
10/22 12ルートの途中から空中懸垂で下る。

 あとは混んできたため、12ルートを10m登った場所でトップロープにしてKさんが15ルートリーダースピッチを登る。私も12ピッチを丁寧に登る練習をした。最後にトップロープの支点を回収するため12ルートを木のテラスの下まで登り、懸垂下降で降った。ボロハングの下が空中懸垂になり、軍手をしていないと下れなかった。

 つま先が痛く、舗装路に出たら横向きに歩かないと歩けないくらいであった。爪は切ってあったし、この靴を履くのは3回目なので慣れそうなものだが、なかなか慣れない。帰りはあきる野市の瀬音の湯に入って帰った。

おわりに

 4本登ったが、飲み会の翌日ということもあってあまりチャレンジする意欲もなく、リードらしいリードはしなかった。練習なんだからもっとリードの練習したほうがいいのは承知だが、恐怖が勝って意欲がわかないのも事実だ。何回も行けば慣れてくるのだろうか。

(2016年10月23日記す)


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