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2016年秋 - 上越・谷川岳天神尾根


2016年9月3日(土)
場所
群馬県利根郡みなかみ町(旧・水上町)
ルート
谷川岳ロープウェイ土合口=天神平…谷川岳…天神平
参加者
L. 中山ほかリーダー8名、ほか一般参加者22名
参考文献
「山と高原地図16 谷川岳 苗場山・武尊山」(昭文社,2016)

はじめに

 今年も登山講習会を行い、私が全体の班長を務めることになった。検討事項が少なくて済むよう去年と同じ谷川岳天神尾根を選んだ。今年は谷川岳2回目だからか去年の半分程度の22名の参加希望があった。

 谷川岳天神尾根はロープウェイを使用したもっとも一般的な谷川岳の登山路。何度も歩いているので真新しさはないが、晴れの日に登る笹の尾根は気持ちいい。

日帰り

2016年9月3日(土) くもりところにより霧

谷川岳ロープウェイ土合口=天神平…谷川岳…天神平

コースタイム
天神平9:30
9:38
熊穴沢避難小屋10:15
10:20
天狗の溜まり場10:55
11:05
谷川岳肩の小屋11:45
13:05
天神尾根標高1600m13:55
14:05
天神平14:55
15:10

 今回も金曜日のうちに土合駅に向かい、仮眠する。改札外は人が多かったので改札内のややほこりっぽいスペースに銀マットを敷いて寝た。2時頃に就寝したが、酒を飲んでいる人もいた。

 7:20に起きて谷川岳ベースプラザヘ向かう。今年は在来線の遅れもなく誰も遅刻しなかった。ただ2人、土合駅から走ってきた若者がいたのは驚いた。

 今年は3班編成で落穂拾いも3人いるのでトラブルがあるまでは各班に1人ずつ落穂拾いをつけることにする。私は1班の落穂拾いに着いたが、1班は天神平に着いてすぐ出発してしまったようだ。後のパーティーに紛れながら追いかける。天神平から見る谷川岳は雲を被っていて雨が降りそうだ。

天神平
9/3 天神平は青空だが、左手の谷川岳はガスの中。
熊穴沢避難小屋
9/3 熊穴沢避難小屋で休む。
ナナカマド
9/3 色づき始めたナナカマドの下、岩場を登る。
シモツケソウ
9/3 シモツケソウが咲いていた。

 熊穴沢避難小屋は各班が休んでいて混雑していた。1班に追いついたので1班について歩く。次はやや早いが天狗の溜まり場で休憩。他の班はもう少し先まで進んでいた。人が多く、岩場ではちょくちょく待つ。登るにつれ、下ってくる人がカッパなどを着ているのが気になる。濡れてはいないので雨は降っていないようだが、寒いらしい。

 肩の小屋直下の木の階段を登りながらSさんと話す。Sさんが2月に肩の小屋から濃いガスで下れず肩の小屋に泊まった話を聞いて、確かに尾根が広くて天神尾根に下れないな、と話した。

階段
9/3 肩の小屋直下の木の階段。ガスが巻き始める。
肩の小屋
9/3 肩の小屋はガスっている上、風が吹いて寒かった。

 肩の小屋に着くとガスっている上に西風が強くて寒い。私は山頂に興味がないので、Sさんからグレープフルーツを預かり、切って待つことにする。2人を除いて各班ともオキノ耳まで行ったみたいで、待っていた私は寒くてジャージとカッパを着た。ばて気味の2人はKさんが連れて先にゆっくり下っていた。

谷川岳天神尾根
9/3 天神尾根を下り始めるとガスが取れてきた。
ガマズミ
9/3 ガマズミは赤く美しかった。

 戻ってきた参加者にグレープフルーツを振る舞い、天神平へ下る。下り始めるとガスが取れてきた。1800m付近より下は雲がなく、水上の街まで見えた。雨の心配がほとんどなくなり、途中で1回休み、天神平へ下り着いた。今回は班が3つだけでばらつきもなかったので、解散の挨拶をすることができた。挨拶のあとは各自ロープウェイに乗って解散する。帰りは上牧温泉に入り帰った。

おわりに

 今年はみんなと一緒に歩けたので、他のリーダーや参加者とも会話を交わすことができてよかった。雨にも降られず、けが人もなく無事に下れてよかった。

(2016年9月3日記す)


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