山ノ中ニ有リ山行記録一覧2015年山行一覧>相模湖・石老山

2015年春 - 相模湖・石老山


2015年5月17日(日)
場所
神奈川県相模原市緑区(旧津久井郡相模湖町)
コース
相模湖駅=石老山入口バス停…顕鏡寺…石老山…プレジャーフォレストうるりの湯…プレジャーフォレスト前バス停=相模湖駅
参加者
原、中山など、13名
天気
晴れ
参考文献

はじめに

 観光地としては名の知れた相模湖の南に位置する石老山は、700mにも満たない山であるが、展望がよく道も整っているので、多くの人々に親しまれている。歩行時間も短く、ファミリーハイクにも手軽なコースだ。

「アルペンガイド21 東京周辺ワンデイハイク」(山と渓谷社,1997)P.186

 高校生のときに買ったアルペンガイドに載っており、一通り読んだので名前は知っていたが、登る気は起きなかった。バスを使う山は高くつくので、駅から直接歩ける山ばかり選んでいたからだ。その後も別にそんな低い山いつでも行けるし、という気持ちで半ば忘れていた。

 千葉高山岳部のOB会の山行が石老山に設定されており、3年ぶりに島から戻ってきて役員会にも顔を出していないし、行くことにした。石老山に登ったことがないというのも登ろうかと思った理由である。いくつか登山道があるらしいが、上の参考資料でも示している顕鏡寺から登って大明神山から下るルートをとった。

日帰り

2015年5月17日(日) 晴れ

相模湖駅=石老山入口バス停…顕鏡寺…石老山…プレジャーフォレストうるりの湯…プレジャーフォレスト前バス停=相模湖駅

コースタイム
石老山入口バス停10:20
10:28
顕鏡寺10:59
11:07
融合平11:40
11:49
石老山12:20
13:05
大明神山展望台13:48
14:00
標高360m付近14:30
14:37
プレジャーフォレストうるりの湯15:05
16:00

 相模湖駅にて集合。三ヶ木行きのバスに乗車する。バスは立ちで石老山へ向かう人たちでごった返していた。相模湖大橋で湖を南岸に渡る。湖岸よりだいぶ高そうなところを走り、峠を越えて石老山入口バス停に着いた。10分ほどであった。信号を渡るとトイレがあり、そこで出発準備を行う。見えるところに牡蠣を売っているテントがあったが、人が入っている様子がなかった。どういう客を当て込んでいるのだろう。

トイレ
5/17 石老山入口バス停近くにあったトイレで出発準備。
大岩
5/17 大岩の間を縫って歩く。

 沢沿いの車道は日陰がなく暑い。タラタラと歩き相模湖病院から登山道になる。病院の横の下り道を行き、石段の道を登る。やがて大岩が次々と現れる。一つ一つに仏教にちなんだ名前がついていて、解説板があるが、あんまり興味をそそらない。谷沿いの道で足元がグズグズになっているところもあった。ただ、土というより岩で水はけはよかった。最後にひとしきり石段を登ると、また車道に出て右手が顕鏡寺であった。一休みする。

シャガ
5/17 シャガがところどころ咲いていた。
フタリシズカ
5/17 フタリシズカ。ヒトリシズカを学んでおいたのですぐわかった。

 シャガやフタリシズカの咲く道を登ると、さくらみちという分かれ道に出る。展望がよいらしいのでそちらを経由する。プレジャーフォレストの観覧車や橋本あたりのビル群を眺めて、また山腹を絡む道になる。桜の木はあったが、さすがに葉っぱだけであった。他に登山者がおらず、静かな山だ。

顕鏡寺
5/17 顕鏡寺に登り着く。
さくらみち
5/17 さくらみちの展望。向かいの山は南高尾山稜。

 顕鏡寺から直接登る道と合流し、しばらく水平な尾根道を行く。融合平という変わった名前の場所にベンチが置いてあり、そこで一休み。この辺りから他の登山者と前後するようになる。家族連れも歩いていてハイキングとして有名らしいことを今さら知る。我々のパーティーにも緒方さんや高橋さんなど何回も石老山に登ったことのある人がいた。

融合平
5/17 融合平に到着。
石老山
5/17 石老山へ最後の登り。

 融合平から石老山へは何度も緩急のある登りが続く。細い尾根もぐちゃぐちゃに入り組んでおり、現在地も正確に分からない。1箇所下りを挟んでそろそろ飽きてきたなと思うころ石老山山頂に出た。山頂には30人くらいの人々が休んでおり、私たちよりも先に上がってきたであろう人たちがゆっくりと昼飯を食べていた。ベンチに空きもなく、どこで休もうか困っていたら、ちょうど出発する人がベンチを譲ってくれた。緒方さんと布施さんの持っていたレジャーシートも引いてゆっくり休む。

石老山
5/17 石老山山頂は人でごった返していた。
石老山
5/17 石老山から大明神山へ向かう。
石老山
5/17 露岩のある急な下り。
ヤマツツジ
5/17 登山道沿いにヤマツツジが咲いていた。

 十分に休んだのち、石老山から大明神山へ向かう。すぐに篠原へ下る道を分け、急な下りが続く。ところどころ露岩の出ているところもあり、植林につかまりながら下る。ヤマツツジの咲く坂を登り、急な階段を登ると大明神山展望台であった。鉄筋コンクリート造りの展望台があり、北は陣場山や生藤山など、南は焼山や大室山などの山が見えた。日を遮るものがないので暑かった。

大明神山展望台
5/17 鉄筋コンクリート造りの大明神山展望台。
大明神山展望台
5/17 大明神山展望台からの急な下り。

 大明神山からは急な道を下り、すぐ沢沿いの道になる。沢に降りて歩いていたら道から離れてしまい、斜面を無理やり登って道に戻った。途中で1本休んだのち、車道に出てキャンプ場を抜ける。抜け道になっているのか意外と車通りの多い車道を下りプレジャーフォレスト前バス停に出た。プレジャーフォレスト内のうるりの湯で汗を流し、相模湖駅行きのバスに乗って帰った。バスはガラガラで到着したが、50人くらいがバスに乗り、満員電車のようであった。八王子で途中下車し、打ち上げて解散した。

360m付近
5/17 標高360m付近で一休み。
林道
5/17 休んだ箇所からしばらくで林道に出た。

おわりに

 久しぶりのハイキングらしい山であった。どちらかといえばOB会に顔を出すのが目的であったが、たまにはこういう山に登るのもいい。花がたくさん咲いていたのもよかった。


山ノ中ニ有リ山行記録一覧2015年山行一覧>相模湖・石老山

inserted by FC2 system