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2014年冬 - 三宅島・鮫ヶ渕沢下部


2014年12月7日(日)
場所
東京都三宅島三宅村伊豆
ルート
都道鮫ヶ渕沢橋梁…西原貯水池横…左俣…マゴエン橋…伊ヶ谷橋…平山沢右俣…取水施設…平山橋
参加者
単独
参考文献
特になし

はじめに

 鮫ヶ渕沢は伊豆の伊ヶ谷寄りにある沢である。この沢は支庁管内図に名前がなく、橋にも橋名板がない。環状林道の台帳には鮫ヶ渕沢という名前で伊豆見橋から下っているため、ここでは鮫ヶ渕沢と呼ぶ。鮫ヶ渕という名前は他に都道付近に旧字名として「鮫ヶ淵」があるが廃れている。今回、環状林道より下流を遡行したという意味で鮫ヶ渕沢下部と呼ぶ。

 あんまり名前が知られず不遇な沢であるが、「鮫」とか「渕」とか名前のインパクトはある。川には鮫はいねえよとか、渕っていうほど水流れていねえよとか突っ込みどころがある沢の名前である。

 隣の平山沢は最近行った人が泥流の磨いた見事なゴルジュの写真を見せてくれたので興味があった。平山沢の下部とつなげて歩く沢を考えて鮫ヶ渕沢とつないだ。隣の伊ヶ谷沢も候補にあったが、等高線の間隔がきつく、ビビってやめた。前情報のない鮫ヶ淵沢を登りにとり、途中村道まで登られている平山沢を下りにとった。人を誘うのがめんどうだったので1人で登った。

日帰り

2014年12月7日(日) 晴れ

都道鮫ヶ渕沢橋梁…西原貯水池横…左俣…マゴエン橋…伊ヶ谷橋…平山沢右俣…取水施設…平山橋

コースタイム
都道鮫ヶ渕沢橋梁12:06
鮫ヶ渕沢標高110m付近滝12:23
農道上道線鮫ヶ渕沢橋梁12:38
鮫ヶ渕沢標高150m二俣12:50
村道原の川線鮫ヶ渕沢左俣橋梁13:00
13:10
鮫ヶ渕沢左俣標高230m付近滝13:28
環状林道マゴエン橋13:47
環状林道伊ヶ谷橋14:00
平山沢右俣標高250m付近滝14:19
平山沢標高220m二俣14:23
村道原の川線平山沢橋梁14:27
平山沢標高180m付近インゼル状滝14:42
農道上道線平山沢橋梁14:48
平山沢標高70m付近滝15:00
平山橋15:09
都道鮫ヶ渕沢橋梁
12/7 都道鮫ヶ渕沢橋梁。橋名板はない。左岸から入渓。
都道鮫ヶ渕沢橋梁
12/7 都道鮫ヶ渕沢橋梁。ボックスカルバートと思っていたらクラシカルな現場打ちコンクリートのアーチカルバートであった。
都道鮫ヶ渕沢橋梁
12/7 都道から下りたところは小広くなっていて下草が少ない。藪漕ぎは少ないかと期待する。
鮫ヶ渕沢
12/7 小さい淵があった。鮫ヶ渕沢の名前らしく淵がたくさんあるのだろうか。
鮫ヶ渕沢
12/7 枯れた笹が沢に倒れている。歩きにくい。
鮫ヶ渕沢標高110m付近滝
12/7 鮫ヶ渕沢標高110m付近滝。両翼岩が広がっていてどちらから高巻くか迷ったが右から大きく高巻いた。
鮫ヶ渕沢標高110m付近滝
12/7 鮫ヶ渕沢標高110m付近滝の落ち口。水たまりがあって樋みたいになっていた。雨が降ったら滝になるかもしれない。
農道上道線鮫ヶ渕沢橋梁
12/7 農道上道線鮫ヶ渕沢橋梁。ボックスカルバートで水を抜いていた。
観音様
12/7 農道上道線鮫ヶ渕沢橋梁の伊ヶ谷方の山側に観音様があった。標石があったが文字は見えなかった。
鮫ヶ渕沢
12/7 西原貯水池の下で二俣。二俣で沢が開け、環状林道下の等高線がゆるい左俣に入る。
鮫ヶ渕沢
12/7 両岸茂っているだけでなくところどころゴミが落ちていて汚い。
村道原の川線鮫ヶ渕沢左俣橋梁
12/7 村道原の川線鮫ヶ渕沢左俣橋梁が見えてきた。上がって少し休む。水が飲みたいけど水を持ってきていなかったことに気づいた。
鮫ヶ渕沢
12/7 村道から眺める沢の上流は笹薮であんまりそそられない。でも中途半端なので継続して登ることにした。
鮫ヶ渕沢
12/7 登っても水たまりが多い。
鮫ヶ渕沢
12/7 一枚岩もあるが倒木と薮が邪魔して歩きにくい。
鮫ヶ渕沢左俣標高230m付近滝
12/7 鮫ヶ渕沢左俣標高230m付近滝は右側から巻く。
鮫ヶ渕沢左俣標高230m付近滝
12/7 巻いていたら沢に戻れずしばらく小尾根を登る。
鮫ヶ渕沢
12/7 途中で沢に下りられるところを見つけ沢に戻る。
コンクリート擁壁
12/7 コンクリート擁壁にぶつかる。
環状林道マゴエン橋
12/7 環状林道マゴエン橋のすぐ南側、写真の矢印のあたりに出た。巻いていて本流に戻れず枝沢に入っていたらしい。

 三宅島・平山沢右俣下部へ続く。

おわりに

 ある程度想像していたことだが、鮫ヶ渕沢は薮が多くあまり登りやすい沢ではなかった。伊豆は2000年噴火に伴う火山ガスの影響をほとんど受けなかったので樹木が枯れることもなく、植物が繁茂していた。また、名前の通り淵が多く、濡れないように歩くのに気を使った。隣接する平山沢の明るい雰囲気と異なり、湿っぽい沢であった。

(2014年12月8日記す)


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