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2014年春 - 三宅島・薄木粟辺の溶岩流


2014年4月12日(土)
場所
東京都三宅島三宅村阿古
ルート
都道粟辺バス停…村道雄山林道…七島展望台
参加者
中山、M氏、H氏、M氏、U氏
参考文献
特になし

はじめに

 薄木・粟辺の溶岩流は1983年の噴火時に流れた溶岩流の1つ。七島展望台から薄木・粟辺方向に割れ目噴火が連なり、今でも植生は少ない。よく都道から見ていてここは歩けるのだろうかと考えていた。2月のカニガ沢でヤブの少ない雄山南東面の沢もだいたい登ってしまったし、登りやすいところはないかと考えた結果、島にいる人なら誰でも知っているこの溶岩流を登ることにした。新しく支庁に来た人を中心に誘い、七島展望台まで登ることにした。

日帰り

2014年4月12日(土) 晴れ

都道粟辺バス停…村道雄山林道…七島展望台

コースタイム
都道粟辺バス停9:00
村道雄山林道10:00
10:17
七島展望台11:15
11:25

 はじめに七島展望台に車を置き、残りの車で都道の出発点に下りる。村の雄山林道は工事中で通行止めなので南戸林道周りで下った。粟辺下の道に車を停めて出発する。

粟辺バス停
4/12 都道粟辺バス停横から登り始める。
薄木・粟辺の溶岩流
4/12 思い思いの場所を登る。溶岩がトゲトゲなので軍手して登る。
薄木・粟辺の溶岩流
4/12 左手の溶岩ではなく、右手の溶岩とヤシャブシ帯を行く。何となく涸沢から前穂北尾根5・6のコルの登りを思い出す。
薄木・粟辺の溶岩流
4/12 振り返るとコンクリート工場と新鼻新山が見える。
ザレ場
4/12 ヤシャブシの生えるザレ場を登る。歩きにくい。
村道雄山林道
4/12 村道雄山林道近くでヤブを抜ける。
村道雄山林道
4/12 薄木・粟辺の溶岩流で一休みしてからさらに登る。
薄木・粟辺の溶岩流
4/12 村道雄山林道の上の方が想像と違ってヤブが薄い。
薄木・粟辺の溶岩流
4/12 荒れ地を登る。見通しがとれてよい。
320m付近の火口
4/12 320m付近の火口には水がたまるのか木が生えていた。
火口列
4/12 地形図と照らし合わせると火口列(赤矢印)が並んでいるのが分かる。
400m付近
4/12 標高400m付近を登る。阿古の集落がよく見える。
430m付近火口
4/12 薄木・粟辺の溶岩流一番のハイライト、430m付近火口。環状林道より下でこれほど見事で手付かずな火口は知らなかった。
七島展望台
4/12 七島展望台に出たところで今日の行程はおしまい。

おわりに

 特に下調べもなく、適当に選んだ割にはそこそこおもしろかった。村道雄山林道より下は都道から見上げた溶岩流らしさに比べておもしろくない。富士山と同じで眺めているのがいい。村道雄山林道より上は展望がとれておらず少々不安であったが、ヤブやザレ場も少なく、火口列がはっきりとわかり、割れ目噴火を見るには非常によい。特に430m付近の火口は立派で奥に控える雄山と合わせていかにも火山らしさが感じられる。もう一度登るなら村道雄山林道から上だけでしたい。

(2014年4月13日記す)


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