山ノ中ニ有リ>山行記録一覧>2011年山行一覧>上越・谷川岳マチガ沢
毎年恒例の谷川岳マチガ沢に行ってきた。
しかし、28日土曜日にいつもの練習場に行ってみると泥が多く、滑落停止などの練習ができない上、ガスっていたため中止。翌29日日曜日は雨。5月27日に関東地方が異例の早さで梅雨入りし、台風2号が近づいていた。
私は金曜夜に予定があったため、日曜朝から列車で向かったが、マチガ沢大滝付近で下ってくるIさんたちと会い、下山した。
結局、焚き火と山菜を楽しみに行った山行になった。
1日目 |
2011年5月28日(土) 雨 |
土合駅=マチガ沢出合…マチガ沢大滝付近…マチガ沢出合(泊)
土合駅 | 9:56 |
10:17 | |
マチガ沢出合 | 10:55 |
11:28 | |
マチガ沢大滝付近 | 12:15 |
12:25 | |
国道291号線 | 13:08 |
13:30 | |
マチガ沢出合 | 13:38 |
21:30就寝 |
金曜夜に用事のあった私は、ひとり上野から上越線で追いかけた。
朝4:20に家を出て上野、高崎、水上で乗り換える。土合駅には9:56に着いた。私の他にも5人ほど下車していた。長い階段を昇り駅舎に着くと、トイレの工事中であった。駅舎全体にも足場を組んで緑色のカバーで囲われていた。休日でも1日30人くらいしか乗降客がいない駅だが、メンテナンスは行なうようだ。
5/28 改修中の土合駅。 |
5/28 国道から見たマチガ沢。上部はガスがかかっている。 |
駅から外に出ると、弱い雨が降っていた。カッパは不要と判断しザックにカバーをかけて出発する。土合橋を渡り、湯檜曽川右岸の砂利道に入る。土合駅から1時間ほどでマチガ沢出合。歩いている人はおらず、林道終点の駐車スペースもKさんの車一台しかない。マチガ沢を渡って台地に上がるとエスパーステントがひとつ立っていた。Iさんたちが立てたのだろう。
ザイルやハーネスなどマチガ沢での練習道具を分けて出発。国道に出ると上の方はくもり。木々に遮られて雪渓は見えない。雨のせいかマチガ沢の水は少しにごっているように見えた。巌剛新道を登り始めるとスキーを担いだ人がひとり。しばらく登ると道に水が流れていた。すべって歩きにくい。
5/28 巌剛新道には水が流れていた。 |
5/28 巌剛新道で見かけたショウジョウバカマ。 |
巌剛新道が雪に埋まっているところからマチガ沢の雪渓に出る。雪の少ない年は沢に出るのにヤブこぎをしなければならないので、今年は楽だ。雪渓では例年ならスキーヤーが滑っているのに、今年は先ほど見かけたスキーヤーひとりだ。
広い雪渓のスプーンカットを選びながら登っていく。下部は雪渓が壊れて落ち込んでいるところがあるが、上部は例年より雪渓が広いように見える。マチガ沢が左に曲がるところ、大滝の下あたりで下ってくる3人を見かけた。IさんとKさんとYさんだ。
5/28 マチガ沢の雪渓に出たところ。 |
5/28 大滝下でIさんたちと会った。 |
話を聞くといつも練習している枝沢の雪渓に泥が多く、練習できる状態にないとのこと。加えて沢の上部はガスっていて危ないので下ってきたそうだ。ちょうど出会ったあたりにシラネアオイとジンヨウスミレが咲いていて、その写真を撮った。
5/28 シラネアオイ。 |
5/28 ジンヨウスミレ。 |
雪渓を下りながらフキノトウを摘み、雪上歩行の練習をするらしい人たちとすれ違う。国道に出てひと休みしているとロープウェイの方から歩いてくる2人がいた。KさんとWさんで、ロープウェイから谷川岳トマノ耳を往復して下りてきたそうだ。合流してマチガ沢のテントに下る。
5/28 大滝の上はガスっていた。 |
5/28 マチガ沢を下る。 |
テントに下ってからは薪を集め、Wさんが焚き火をたき、Yさんがウドをゆがいて酢味噌和えをつくり、Kさんが山菜の天ぷらをつくってくれた。21時過ぎに雨が降りはじめるまで酒盛りを続けた。
5/28 晩ご飯の支度と焚き火。 |
5/28 焚き火。 |
2日目 |
2011年5月29日(日) ガスのちくもり |
マチガ沢出合=新座駅
マチガ沢出合 | 8:00起床 |
9:30 |
夜の間、ずっと雨が降っていた。雨が降っていては練習ができないので、暗黙にみんな寝続ける。8時ごろみんな起きだし、きのうの残りでうどんを作って食べた。
5/29 朝、雨の中うどんをつくる。 |
5/29 マチガ沢を渡って車へ戻る。 |
雨の中、車へ引き返し、湯テルメ谷川に寄って帰京した。
結局、マチガ沢の大滝付近を往復しただけであったが、焚き火もできたし山菜も食べられたしよかった。
(2011年5月29日記す)