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2010年春 - 上越・谷川岳マチガ沢


2010年5月29日(土)〜5月30日(日)
場所
群馬県利根郡みなかみ町(旧・水上町)
ルート
5月29日
東所沢駅=マチガ沢出合…マチガ沢二の沢…マチガ沢出合(泊)
5月30日
マチガ沢出合…マチガ沢二の沢…マチガ沢出合=東所沢駅
参加者
中山、K、H、Y、I、S
参考文献
10上越・谷川岳マチガ沢の地図

はじめに

 毎年恒例の谷川岳マチガ沢に行ってきた。

 天気は2日ともくもりで、夜に雨が降った。

 練習内容は雪上の登下降、滑落停止、腰がらみ、スタンディングアックスビレイ。

 5月の最終週に行くのは初めてだったが、「マチガ沢スキー大会」なる大会が開かれており、50人くらいの人が集まっていた。

1日目

2010年5月29日(土) くもり

東所沢駅=マチガ沢出合…マチガ沢二の沢…マチガ沢出合(泊)

コースタイム
マチガ沢出合10:00
10:40
マチガ沢二の沢12:10
14:35
マチガ沢出合15:30
19:45就寝

 朝、Kさんの車とYさんの車に分かれて東京を出発。

 マチガ沢を渡ったあたりで幕営し、二の沢へ登る。

 国道からしばらく巌剛新道を登るが、ときどき「マチガ沢スキー大会」という張り紙がある。途中で登山道を離れてマチガ沢に出てみると、ポールを立ててスラロームのコースが作られ、ヘルメットにぴったりスーツのいかにもスキーヤーの人たちがたくさんいた。大会の準備者らしきスキーヤー以外の人も入れると50人くらいいるだろうか。例年この時期に社会人サークルらしきグループがひとパーティーくらい練習しているのは知っていたが、これほどひとが多いのは初めてだ。5月の最終週は初めてだからだろうか、今年は雪が多いからだろうか。

 そのスキー大会の横を通り過ぎるといつもの静かなマチガ沢で、二の沢へ向かう。

 ザイルで落下防止の網を張り、以下の練習。

 私は滑落停止の最中、雪面にささった枝切れで鼻の穴を切ってしまい、鼻血を出してしまった。けっこう痛かったが、しばらくで血も止まった。

 そのあと、Iさんも滑落停止で手に青あざを作ってしまい、雰囲気が悪くなったのとともにテント場に戻った。

 下りではYさんがコシアブラ、ネマガリタケのタケノコ、私がフキノトウを採ってきて天ぷらにした。Iさんも駐車場のあたりにヤマブドウの若葉があったと、摘んできてやはり天ぷらにして食べた。

 18時過ぎからパラパラと雨が降るも、樹冠に遮られてさほど濡れなかった。19時過ぎから強くなってきてテントにもぐって就寝。

マチガ沢
5/29 マチガ沢上部にかかる雲。
マチガ沢スキー大会
5/29 巌剛新道にかかる「マチガ沢スキー大会」の看板。
登下降
5/29 マチガ沢二の沢で登下降の練習。けっこう傾斜がある。
天ぷら
5/29 山菜で天ぷらを揚げる。

2日目

2010年5月30日(日) ガスのちくもり

マチガ沢出合…マチガ沢二の沢…マチガ沢出合=東所沢駅

コースタイム
マチガ沢出合6:10起床
8:12
マチガ沢二の沢9:26
11:25
マチガ沢出合12:18
13:21

 6:10起床。外はパラパラと散発的に雨の音がする。ごく弱い雨が葉っぱで集まり、樹雨となって落ちているようだ。前日残したご飯と、同じく残りのポトフにうどんを入れて食べる。ポトフとうどんの相性はいまいちだ。うどんに合わせるならやはり豚汁など日本の鍋がいい。

 出発するころには雨もやみ、雲も少し上がった。今日も開催されているスキー大会の横を通り、二の沢へ。今日の練習メニューは以下の通り。

マチガ沢スキー大会
5/30 日曜日もマチガ沢スキー大会が開かれていた。
腰がらみ
5/30 二の沢で腰がらみ確保の練習。
シンセン岩峰
5/30 シンセン岩峰を背景に下る。
スキーヤー
5/30 出番を待つらしいスキーヤーの行列。

 2時間練習して昼前に下山。帰りはフキノトウを探すが、ほとんど咲いておらず、あってもほおけているか小さいものしかなかった。風呂は一ノ倉沢一ノ沢・二ノ沢中間稜の帰りにも入った温泉センター諏訪の湯に入って帰った。

おわりに

 滑落停止で少し腕が伸びてしまう点、肩がらみの際のたすきがけの向きなど、まだ慣れない点が多い。練習するしかないんだろうな。

(2010年5月30日記す)


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