南アルプス・鳳凰三山〜千頭星山←|→北アルプス・薬師岳〜黒部五郎岳[1/3]
毎年恒例の富士登山大会に登ってきた。行程も例年通り1日目に富士スバルライン五合目から吉田口七合目まで、2日目に頂上登って富士スバルライン五合目に下山であった。ただ例年なら金曜土曜で行くのだが、小屋が取れなかった都合、日曜月曜で行った。
晴れから雨までいろんな天気に変わったが、1日目はくもり、2日は登山中はくもり、頂上で晴れ、下りはガスもしくは雨であった。班によって登頂時刻に差が付き、私の担当していた1班は1番に登頂、全員でお鉢めぐりを行った。
今回も高山病を避けるため深呼吸を心がけながら登り、若干頭がぼんやりしたものの食欲が減退することもなく、無事下れた。班の人にも気がつくごとに深呼吸するよう言ったからか特に調子の悪い人は出なかった。
今回はじめて富士登山講習会の幹事を務め、いろいろと慣れない点があったが、結果的に全員登頂できたので成功と言えるのではないかと思う。
1日目 |
2010年8月1日(日) くもり |
新宿=富士スバルライン五合目…七合目トモエ館(泊)
富士スバルライン五合目 雲上閣 | 13:10 |
14:00 | |
六合目 | 14:40 |
14:50 | |
六合目-七合目間 2595m | 15:40 |
15:50 | |
七合目トモエ館 | 16:35 |
20:00就寝 |
8:20新宿集合。6:20に家を出る予定が、6:20に起床する。あわててとるものもとりあえずザックつかんで家を出た。幹事が遅れちゃシャレにならない。東京の天気はくもり。上は雨かもしれないと思いながら新宿に到着。出発を5分遅れた8:35に新宿を出発。途中、談合坂SA、富士ビジターセンターでトイレ休憩。水を汲む。
富士スバルラインを登っていくが、いつもならビジターセンターから1時間弱で着くのに1時間を過ぎても五合目に着かない。バスとマイカーが多くてなかなか五合目のターミナルに入れないようだ。結局五合目まで2,000mの看板から五合目まで1時間強かかってしまった。年々富士山は人が増えていると感じるが、まさか五合目に入るまでに混雑するとは思わなかった。
昨年より1時間40分ほど遅れて富士スバルライン五合目に到着。食事をとり、14:00に出発。
8/1 富士スバルライン五合目から出発。 |
8/1 六合目からジグザグの登り。 |
六合目まで樹林帯を通ったり、薙を横断したりしながら行く。六合目からジグザグの登り。船橋市の富士講と前後しながら歩く。六合目から七合目の間で1回休みをとり、七合目トモエ館へ。七合目の一番下の花小屋の前から例年通り渋滞があるが、例年よりも人が多く、抜けるのに時間がかかった。富士登山ブームは年々強まっているようだ。
8/1 七合目花小屋の前の渋滞。去年より多い。 |
8/1 七合目トモエ館で夕食のカレーを食べる。 |
私の率いる1班が一番最初に七合目トモエ館についた。いつもどおり、カレーライスを食べ、食べ終わった人から自由時間にして就寝してもらう。今年は呑兵衛が少ないので酒も少なくしたが、すぐなくなってしまった。Kさんがカップ酒を頼んだら「日本酒はないんだけど」と焼酎とお湯を出してくれた。せっかく頂いたのでしばらく飲んで20時に就寝した。夜も雨は降らなかった。室内は少し寒く、ふとんから出ると寒かった。
2日目 |
2010年8月2日(月) くもりのち晴れのちガスのち雨 |
七合目トモエ館…吉田口頂上…お鉢めぐり…富士スバルライン五合目=ふじやま温泉=新宿
七合目トモエ館 | 1:40起床 |
2:00 | |
七合目東洋館 | 2:35 |
2:48 | |
八合目蓬莱館 | 3:35 |
3:48 | |
本八合富士山ホテル | 4:51 |
5:00 | |
九合目 | 5:55 |
6:06 | |
吉田口富士山頂 | 6:46 |
7:14 | |
山頂郵便局 | 7:50 |
8:10 | |
吉田口富士山頂 | 8:35 |
9:36 | |
須走口八合目江戸屋 | 10:18 |
10:30 | |
2830m | 11:18 |
11:35 | |
吉田口下山道 七合目公衆トイレ | 11:50 |
12:00 | |
六合目 | 12:35 |
12:50 | |
富士スバルライン五合目 雲上閣 | 13:20 |
14:00 |
1:30起床、2時出発。外は星がいくらか見える。天気はくもりのようだ。
暗い中を登っていく。岩場を登り七合目の上部の東洋館で休む。少々ペースが速かったようで、去年は50分かけたが今年は35分で登ってしまった。3人ほど遅れる人も出たので、ペースを落とす。次は八合目の蓬莱館で一本。蓬莱館から1時間がんばって本八合富士山ホテル。上層と下層に雲が広がっており、日が昇ってきたのは4:50頃であった。いつもはあともう少しで本八合というところで明けてしまい、そこで一本取ることが多いが、今回は本八合まで登ることができた。明け方で風が吹くと寒く感じるのでここでカッパを着た。
8/2 本八合目下で見た夜明け後の空。放射状に光の筋が見える。 |
8/2 九合目で休む。背後には頂上が近い。 |
本八合からは頂上が見える。ここから2時間かけて頂上を目指しますと参加者に告げ、登る。本八合からは下山道も見え、ご来光を拝んだ登山者が色とりどりのカッパで列をなして下ってくるようすが見えた。九合目の少し上で休む。さすがに頭がぼんやりしてきてめまいでときどきふらつく。
8/2 どこまでも続く雲海。 |
8/2 お鉢めぐりで大沢崩れの上を歩く。 |
天気はよくなってきており、時折日差しも出てきた。やがて吉田口の山頂に到着。山頂の石柱の前で写真を撮る。西の丘の上に出て休憩。豚汁をつくりはじめる。しかし、後続の2班、3班がなかなか来ないようなので1班だけで先行してお鉢めぐりを行うことにする。
天気はよく、向かいの剣が峰もよく見える。白山岳の下をトラバースし、大沢崩れの上に上がり、剣が峰の登り。剣が峰には登頂ラッシュの列ができており、2人が登ろうとしたが断念して降りてきた。山頂郵便局のある富士宮口の山頂で20分の休憩。あとはなだらかな道を吉田口へ戻った。
吉田口の山頂へ戻ると2班の一部が休んでいた。2班の一部はIさんが引き連れてお鉢巡りに出発していた。3班はまだ着いていなかったがスイカを切ったり豚汁を食べたりしているうちに上がってきた。ひとり調子悪い人がいたが、Yさんが付き添って何とか登ってきていた。これで全員登頂達成。Iさんのお鉢巡りでひとりいなくなってしまい、Iさんが20分ほどかけて探してきていた。全員そろったところで集合写真を撮った。
8/2 行列のできる富士山最高峰剣が峰。 |
8/2 雨の中吉田口下山道を下る。 |
下りにかかる。下り始めるとすぐガスの中になり、弱く風も吹いて涼しい。須走口八合目江戸屋の前で全員点呼し、吉田口へ下る。ジグザグの下りで途中雨が降ってきた。カッパを着るがけっこう蒸し暑かった。ひとりヒザを痛めた人が遅れがちでときどき待ちながら下った。
六合目で、遅れている1人に付き添うSさんからロッカーの鍵を借り、先に五合目へ。五合目まで300mほどのところで強い雨が降ってきてザックもカッパもびしょぬれになってしまった。しかも通り雨でなく、そのまま降り続いている。これから登る人もいてご愁傷さまである。
私たちのメンバーもバラバラにずぶ濡れで帰ってきて富士スバルライン五合目雲上閣で各自着替え。14:10ごろに最後尾が到着し、14:30にバスに乗車、出発した。ふじやま温泉に入浴して新宿に帰京した。
今回幹事を務めることになり、大役引き受けて務まるか不安だったが、なんとか天気ももってみんな登頂できてよかった。
富士山の混雑は年々ひどくなっており、五合目にバスが入るのに渋滞するのは初めてだった。七合目花小屋の前の渋滞も人が多かった。もう金曜土曜では混雑で登れないかもしれない。
(2010年8月4日記す)