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2008年夏 - 上越・湯檜曽川武能沢出合往復

南アルプス・仙塩尾根[2/2]←｜→奥多摩・日原川倉沢谷本谷

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時

2008年8月16日（土）〜17日（日）

場所

群馬県利根郡みなかみ町（旧・水上町）

ルート

8月16日: 上野＝土合…武能沢出合（泊）
8月17日: 武能沢出合…土合＝上野

参加者

I、H、S、中山

参考文献

特になし

はじめに

　湯檜曽川大倉沢を目指して入渓点まで詰めたものの、悪天候のためあえなく引き返した。結果的に「森の中で雨音を聞きながら酒を飲みかわす会」になってしまった。

1日目	2008年8月16日（土）　くもりのち雨

上野＝土合…武能沢出合（泊）

コースタイム
JR上越線土合駅	9:59
	10:31
芝倉沢出合	11:40
	12:02
武能沢出合	12:38
	20:00就寝

　6:27上野駅発高崎行きの列車集合。腹痛でトイレによったため危うく乗り遅れそうになる。高崎、水上で乗り換え、土合へ。土合ではなぜか下車客が多かった。普段なら登山客10人以下くらいなのに、今日は20-30人くらい降りている。しかも登山とは思えない軽装の人ばかり。映画「クライマーズ・ハイ」の影響だろうか。映画の冒頭で土合駅の下りホームから改札へ通ずる階段を上がるシーンがあるそうだ。

　準備を調えてから出発。天気はくもり。湯檜曽川の水量は普通。橋を渡って湯檜曽川右岸を歩く。マチガ沢出合までは一般のキャンプ客など人が多い。マチガ沢を過ぎて一の倉沢、幽ノ沢を過ぎる。芝倉沢出合で一本。芝倉沢出合では虫網を持って川遊びに興じる親子がいた。

　芝倉沢出合から湯檜曽川の少し上を歩く。武能沢出合手前のドロドロになったところを通過するが、靴を泥沼にとられて靴も靴下も泥まみれになる。もう帰りたくなる。武能沢に出たところで沢を下り、湯檜曽川に出た。出たところが湯檜曽川本谷入渓点の魚止めの滝。

　ここでテント場の相談をする。明日大倉沢に進むことを考えると、入渓し白樺沢出合付近で幕営しておきたい。しかし停滞前線に台風11号と条件が悪く、退路も確保しておきたい。そこで入渓直前の武能沢出合で幕場を探すがみあたらない。まず湯檜曽川本谷付近、次に武能沢をさかのぼりながら。最後に登山道が武能沢を横切るあたりを探したIさんがテント場を見つけてきた。武能沢を渡り、少し登った湯檜曽川側。登山道からは1mほどの高さの畝を越えないと見えないので見つけにくい。現に直前に通った私も見つけられなかったし、後から追いかけてきたHさん、Sさんも気づかず先へ進んでしまった。Iさんと私でテントを張り、2人が来ないのでIさんが探しにいって見つけてきた。

　あとはのんびり酒を飲んでいた。たき火を準備するが、最近雨が降ったのか木が湿っていてなかなか火がつかない。火がついたと思ったら雨が降ってきて消火されてしまった。木の下だからそんなに雨は降らないが、漏れてくる雨は大粒だ。遠くでも雷鳴が轟く。テントに入ってからの気象通報でIさんが天気図をとるが停滞前線が依然として群馬付近を横切っており、台風11号が関東の南にあり天気がよくなる気配がない。明日の遡行は難しそうだと認識して20時就寝。