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はじめは日にちを決めて、車と笛吹川東沢釜ノ沢に行く予定だった。そしたら、出発の前々日ぐらいに車に「やっぱり行きません」と断わられた。夏も終わり、寒かったこともあったし、ヤツ自身普段の生活に疲れていたのがあるのだろう。
そこで、家にじっとしている私ではない。貴重な夏休みは無駄にできない。ではどこに行く。しばらく思案する。3日間くらいで1人で行けて、まだ行ったことのないところ。白羽の矢があたったのは日光だった。日光には行ったことがないのだ。日光のどこにするかだが、男体山とかは土日でも行けるので、日光白根山から袈裟丸山までの縦走に決めた。人が少ないみたいだし、皇海山なんかはアプローチが遠いので、一度に登ってしまえる。
急いで情報を集め、支度をした。計画を立て、ザックにモノをつめていると、ガスのヘッドを三井君に貸したまま、部室に置いてあることに気がついた。さすがにガスを使えないと困る。しかたなく翌朝、大学に寄ってから日光に行くことにした。
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2002年9月21日 |
東武浅草=東武日光=湯元温泉バス停…五色沼避難小屋(泊)…日光白根山(往復)
湯元温泉 | 12:35 |
登山口 | 13:05 |
13:14 | |
外山西のコル | 14:12 |
14:22 | |
五色沼避難小屋 | 15:20 |
15:28 | |
奥白根山 頂上手前 | 16:00 |
16:26 | |
奥白根山 | 16:35 |
16:41 | |
五色沼避難小屋 | 17:10 |
19:12就寝 |
21日朝。始電に乗って大学に行くと、千曲川に行くカヌーパーティーが荷詰めをしていた。軽くあいさつをかわし、浅草へ。浅草から東武鉄道に乗り、日光へ。朝早かったので、眠くてぐっすり寝た。
終点東武日光で下車。やたら人が多い。切符売り場で湯元温泉まで買い、バス乗り場に並ぶ。バスはむちゃくちゃ混んでいた。もちろん立ち。ごとごと揺れながらバスに乗りながら運転手さんのアナウンスを聞いていると、第一いろは坂が土砂崩れで埋まり、第二いろは坂で登り下り交互に通っているとか。第二いろは坂は大型バスが通れないらしく、その前後で乗り換え。日光駅で乗ったバスは清滝というバス停まで。そこで路線バスサイズのバスに乗り換える。やっぱり立ち。
しばらく行ってバスが動かなくなってしまった。片側通行のところらしい。ヒマなのでバスの中を見回すと、竹ノ塚駅周辺の広告がたくさんあった。急きょ借りてきたらしい。第二いろは坂を越えて中禅寺湖バス停に着く。ここで大型バスに乗り換え。今度は座れた。時刻はすでに正午。男体山から女峰山の縦走に変更しようかと思う。でもどこのバス停で降りればいいのか分からず、やめた。終点湯元温泉で降りたのは私を含め3人だった。
他にも登山客がいるだろうと思っていたので、ちょっと不安になった。看板を見て歩き出す。尾根に取り付く前に1本とる。ここから白根沢という涸れ沢沿いに登るらしい。540mに及ぶ急登だ。下ってくる人が人がいた。早朝に出発すれば日帰りもできそうだ。えんえん登っていくと、尾根に出た。1本とる。今度は前白根山へ稜線を歩く。少し登り。前白根山に着くと、正面に日光白根山がそびえる。下って避難小屋へ。
五色沼避難小屋にはザックはあるものの人はいなかった。ザックを置いて奥白根山を往復する。ちょうど小屋を出たところで2人組と会った。彼らも明日皇海山の方へ向かうらしい。単独行なので、行く先が同じ人がいると安心する。ピーク手前で16時になってしまい、気象図をとる。天気は悪くなりそうだ。寒い中気象図をとり終え、日光白根山山頂へ。誰もいなかった。写真を撮ってすぐ下った。
前白根山に登ってはじめて奥白根山が見える。 |
1日目の寝床、五色沼避難小屋。15人ほど入れる。 水場は五色沼に下り、沼を反時計周りしたところ。 |
避難小屋に戻り、水を汲みに行く。小屋にいたおばちゃんたちに「水場なかったよ」と言われたが、どっちにしろ水がないので、行ってみる。五色沼に出ると「水場→」という看板があり、沼を反時計周りして少し前白根山方向に登ったところに水場はあった。ポリタンを満たし、小屋に戻った。
小屋には2パーティー人がいた。うちひとパーティーはなんか揚げ物をしているような音がした。どうやって油をもってきてどうやって始末するのだろう。どちらのパーティーもおしゃべりがはずみ、なかなか寝られなかった。